募集の背景
2007年3月頃からアメリカでおこった、サブプライムローン問題に端を発した世界同時不況はその後も続き、日本のGDPも今ひとつの感がぬぐえません。
が、そうはいっても、造船や公共投資をはじめ、今後様々な分野で伸びる可能性を鉄鋼業界は持っています。
また、海外に目を転じれば、中国、インド、ロシアなど、鋼材の潜在需要もまだまだ伸びています。

当社の営業姿勢には、新しい鋼材の使い方の提案や話題のクリーンエネルギーなど、新規業界への参入等を視点に入れた、きめ細かい営業センスがもとめられています。新入社員にも、そのための力を蓄えて欲しいと願い、教育にも力を入れています。

一度、取引ができたお客さまとは長く、おつきあいするのが当たり前の業界。若いみなさんが、これからの澁井鋼材店を支え、新しくつくり、そしてさらに業界を引っ張っていくような存在へと、育っていくことを願っています。

営業の仕事
主力商品、平鋼を中心にした一般鋼材の営業ですが、はじめは既存のお客さまのルート営業からスタートです。なぜなら、鋼材はお客さまが限られている商品。既存のお客さまとの信頼関係が非常に大切だからです。

入社後、社内外での1〜2週間程度の研修があり、その後得意先リストを見ながら営業の電話対応に入ります。数ヶ月で主要なお客さまや、商品知識、仕事の流れをくみとってください。

次は先輩に同行し、お客さまを実際に訪問します。先輩について実践を通して、おつきあいの仕方や価格設定などを覚えていきます。1〜2年で担当のお客さまを持ち、一人で商談に入ります。大体30〜40社を担当します。

澁井鋼材店は鋼材の切断・孔開けなどの加工も請け負います。お客さまと取引が成立したら、自社で加工するか、外注するかを検討、手配し、お客さまと加工現場との双方に納期の調整をしていきます。
これは高度なスキルを要求される営業の仕事ですが、そこに醍醐味もあります。入社3年目ぐらいでできるように、目標を持ってください。

鋼材は市況により価格が変動する商品です。業界や相場にアンテナを張り巡らすのは当然、またそれに関わるすべての社会状況をよく知っておく必要があります。
流通において建設業界、設計関連、加工の現状、商社の情報等を常に取り入れることに主眼を置いてください。

募集の背景
澁井鋼材店は特約店(一般的には問屋と呼ばれることが多い)ですが、鋼材の加工も独自で作業するために、工場を持っています。問屋として単に鋼材を在庫しているだけでは、鋼材を取り巻く流通の変化に追いつけないと考え、積極的に加工に関わることで、商社や特約店だけでなく、お客さまとしてのゼネコンや車両・造船メーカーなどに訪問し、肌の触れあう関係を築いてきました。
工場での仕事は、営業のような派手さがないように思えますが、実直な作業の中でのものづくりの楽しさや、頭を使う行程管理、また社内営業との密接な情報のやりとりなど多岐にわたり、実はなかなか手強くそれだけやりがいのあるものです。そしてお客さまと接する機会も実はたくさんあるのです。
営業マンと共に、これからの澁井鋼材店を根っこから支え、業界のリーダーたらん存在へと、引っ張ってゆくあなたに期待しています。

工場の仕事
澁井鋼材店では、毎朝朝礼があります。その日の行程のポイントが指示され、留意点の注意が与えられます。特に製品を吊す際のワイヤー掛けなど安全管理上の留意点を、丁寧に指示します。そして健康ラジオ体操で一日がスタートします。

新入社員には熟達した先輩社員がマンツーマンで指導を行います。仕事の全体行程をつかむことからはじめて、具体的には個々の作業の技能指導に入ります。数ヶ月で一人で作業にかかれるようになるはずです。
鋼材の加工といっても技能だけでなく、設備や各種機械装置のことも勉強してメンテナンスもできるように訓練を重ねていきます。そして社内のコミュニケーションやお客さまと接する体験を通して、人としても一人前の社員になることを念頭に仕事に励んでください。